談話室
若葉 Wed, 09.29.2021, 20:43
作者死しても連載は終わらず。物語は実はとっくに終わっていても、連載と販売は終わらない。

これぞ、漫画という世界に依存し、利用し尽くす姿といえよう。

そんなんでも、人は立派な成功物語としてみるかもしれない

しれないけれども、それをひっぱたくように目覚めさせるのが、優れた作品である。

しかし眠ったままの方が楽だし疲れないし傷つかないのが良いというのがあるのかもしれない
コスモス Tue, 08.03.2021, 11:26
興味深い話ですね。😍
若葉 Sun, 07.18.2021, 05:46
https://kawasimanobuo.hatenablog.com/entry/20140115/p1

ここだとカメラマニア扱い

おいおいおいおい、写真のスゴさになぜ気づかない???
若葉 Sun, 07.18.2021, 05:34
つげ義春の「貧困旅行記」という本がある。10年前か20年前に古本で購入して、ちょろちょろ読んでは読み終わったページを破り捨てていた。
狭い家屋では読んで捨てていかないと本だらけになってしまうので、相当良い本ではない限りそうなるわけだ。

で、3分の一くらいになったまま押入れの奥でホコリをかぶっていた。で、またチョロチョロ読んで破り捨てていく作業をしていた。

後半では白土三平のエピソードも少しだけ出てきた。定宿にバイクを預けておく、という売れっ子の大きな経済活動がうかがわれる。



しかしそんなことはどうでもよい。この本。。。に写真が掲載されている。俺が手にあるのは文庫本で、のってるのは白黒写真だ。

日付は1970年に撮影とある。しかしこれは。。。おいおいおいおい、丸で今の最新機械で撮ったような鮮明な絵だ。
ナショナル・ジェオグラフィックに出てくるようなプロ中のプロのような良い写真だ。もしくは褒め過ぎかも知れんが、
スタンリーキューブリックがとったような写真だ。

昨日めちゃめちゃ驚いた。検索してみたが全然誰も写真を褒めていない。この本の真の主役、見所は写真である。

これは天才的といってもよいのではないか。撮影者のとんでもない視点と捉え方に、超一流の非凡さがうかがわれるほどだ。
漫画や随筆なんて書いている場合ではないのではないか
若葉 Sun, 06.20.2021, 04:50
「首相曰く、<国民個人の生命は問題にあらず、我国体を護持せねばならぬ>と」(1945年7月9日)『渡辺一夫 敗戦日記』

こんな日本に洗脳されずにいた白土氏の75年後は、一体、何をどう見るや。

↑と2020年4月にここでコメントしたが、忍者武芸帳400ページを読めば自明。思えばのんきな疑問である

スイフトのガリバー旅行記は、最後に全人類の全否定にまで行って、人間世界の愚かさを暴き出した。

その主人公は理想を知りつつも馬のように振る舞い、周囲から見れば狂人となって物語は終わるのである。

この古典大傑作の怒りと否定。夏目漱石はここまで全人類を否定した書物は古今東西例がなかろうとまで言った。


忍者武芸帳の異様な迫力と緊張感。その理由はガリバー旅行記以上の怒りと否定である。

その否定は、ここまで描くかというほどの残酷描写によく現れている。漫画表現の革新を狙ったというようなのんきな動機ではなくて、
人間の愚かさ残酷さを描かずにはいられなかったということだろう。

スイフト以上の怒りと否定を抱えながら、ガリバー旅行記のように狂人となる物語にならないところが白土三平の強さと偉大な所である。

なぜそうならないのか?

記憶で言うが、カムイ伝第二部の終わりの方で、カムイが一太郎に「悪い連中と付き合いつつも、道を踏み外さないでいる心法がある」と教え諭す場面がある。

おそらくは実体験から出たセリフであろう。この狂気の天皇制官僚国家と大勢順応主義の中で、正気を保ち続けているのだ。
若葉 Tue, 04.13.2021, 23:03
実は俺、忍者武芸帳、全部通して読んでいないのです!!チョコチョコまばらに読んではいたのですが。。。

で、今回400ページ読んで、漫画史上最高傑作がカムイ伝二部と外伝に加え、忍者武芸帳が新たに加わることになりそうです。

忍者武芸帳。。。なんだよ、これ一作で手塚治虫には到底追いつけない所まで来ているではないか。誰も匹敵し得ないほどだ。

全部で3000ページくらいあるそうだが、400ページ読んだだけで、とんでもない天才だと分かる。カムイ伝の白土の前に、影丸伝の白土が口に上るのがまっとうな評価じゃねえのか。

前後2冊の大部で読みたいが、汚ねえ古本は買う気がおきんなあ。電子書籍でいいか。
しかし白土氏はあまりにも過小評価され過ぎだ。

漫画の質と矜持を支えているのは、間違いなく白土三平ただ一人だよ!!!!
手塚治虫でさえも!!!漫画を支えたいうよりも、寄りかかって利用したに過ぎない!!!
そうじゃないかえ?白土氏の作品を読めば、自明じゃないか。こんだけ優れているのを読めば嫌でも自明になるんだよ
くもり Fri, 04.09.2021, 16:05
忍者武芸帳は三段組なので若い人がスマホで読むのには向いている気がしますね。
若葉 Tue, 04.06.2021, 11:07
今amazonで、
ワタリ(1)【期間限定 無料お試し版】
忍者武芸帳(影丸伝)(1)【期間限定 無料お試し版】※2021年4月8日22:00までの期間限定無料お試し版です。2021年4月9日以降はご利用できなくなります。

うーむ、こまめにチェックしないと大損こきますな。
商売戦略上、カムイ伝第一部は全巻無料にして、読み易くて相当面白い第二部を有料にすれば読者が増えると思うぞ。一部は読むのは苦痛じゃないか?まして新規参入者はカネ払ってまで読まんだろう。相当変わり物でない限り。
くもり Thu, 11.26.2020, 12:18
白土先生も新しいキノコを発見していましたが、
日本においても自然の中には知られていない生物がまだたくさんいそうですね。
若葉 Wed, 11.25.2020, 21:20
「幻のクニマス」というのがあるのを矢口高雄氏の作品から教えてもらったが、
その後数年して「さかな君」がそれを発見しニュースになったのに驚いた。
若葉 Fri, 10.16.2020, 19:48
DMMで「美味しんぼ」が3巻限定無料なので和菓子の話を読んでいたら、

「酒飲みのくせに甘いものの味がわかるの?」というセリフがあった。

ちばてつやの「男たち」という漫画では、年季の入った酒飲み達に「あんみつ」が差し入れられ、「オエー」と嗚咽しながら無理やりあんみつを食べる苦行の場面がある。

酒好きは甘い物が苦手らしい。。。

しかしだ、カムイ伝の登場人物宮城音弥は酒豪で、好物の酒の肴は「大福」だか「饅頭」としていたと記憶する。

酒飲みの心の仕組みはどうなっているのか今でも謎である。
ヨロズ Sun, 09.27.2020, 06:22
回答ありがとうございました。
今度、東京へ旅行に行く時、国会図書館で無料で読んでくるつもりです。
情報ありがとうございました!!
まこっちゃん Sat, 09.26.2020, 09:42
少年サンデー版「サスケ」、私も読みたくなってきましたw。
復刊ドットコムさんか、この春短編集を出した平凡社さん、もしくは版元の関連会社である小学館クリエイティヴさんに復刻して欲しいところですね〜。
くもり Wed, 09.23.2020, 21:49
この少年サンデー版は最初から最後までまったく新しく描き直されたものになります。作画に関しては少年連載のものを下敷きとして赤目プロとして完成させた作品となります。ちゃんと「白土三平の絵」ですし、読んでいただければわかりますが、つたない感じは全くない素晴らしい作品になっています。

漫画は昔も今もものすごく手間のかかる面倒な作業の積み重ねですね。
ヨロズ Wed, 09.23.2020, 15:50
回答ありがとうございました。
もう少し詳しく教えてください。
この少年サンデー版は最初から「まったく新しく」描き直したのですか?
それってものすごく手間のかかる面倒くさいことだと思いますが、その点が疑問です。
そしてそれは、白土先生みずからが再度描かれたのですか?それともアシスタントの方が描かれたのですか?
よろしくお願いいたします。
くもり Tue, 09.22.2020, 23:04
少年サンデー版「サスケ」はストーリーは前のものと同じですが、絵やコマ割りはまったく新たなものになっています。物語は前のものの半分くらいまでで終了しています(テレビアニメ期間に合わせての連載だったため)。ただ、尻切れトンボの感じはなく、きちんと章の終わりの部分までになっています。


この少年サンデー版は、単行本化がされていないため、国会図書館などで当時の少年サンデーを読むよりほかはありません。読めるサイトもありません。クオリティはけっして低くはないのですが、前のものと同じストーリーであるため、復刻が実現していない状況です。出版の実現がもっとも待たれている作品のひとつです。
ヨロズ Tue, 09.22.2020, 13:15
くもり様
少年サンデー版のサスケは単行本未刊行との事ですが、コマ割り等は新しく変わっているというのを聞きました。
これはサンデー版は新たに描き直したという事でしょうか?
連載途中で終わっているとの事も聞きましたが最初からとりあえずの最終回まで読んでみたいです。
このサンデー版を読むにはどうしたら良いですか?
どこか読めるサイトはありますでしょうか?
それとも、古本で少年サンデーを探して集めるしかありませんか?
若葉 Fri, 07.24.2020, 20:12
「首相曰く、<国民個人の生命は問題にあらず、我国体を護持せねばならぬ>と」(1945年7月9日)『渡辺一夫 敗戦日記』

80年たとうとも、その本音は変わっちゃいなかったのを実感する今日この頃、

80年前に既にこの日本の狂気と敵対していた白土三平にとっては驚くことではなかったであろう。

敗戦後の経済一辺倒の成功を達成した、日本の宣伝にも騙されていなかった。その証拠に、「蛍の宿」「原人の墓」「鬼泪」の現代描写は、押せば倒れる脆弱さを物の見事に描いてる。ビル群や高速道路は強風で倒れそうな感じだ、車もすぐに故障しそうだし、都会の雑踏の馬鹿げた密集さ加減も正確で、不愉快に描かれているように私には思える。
まこっちゃん Sat, 05.09.2020, 18:43
おつかれさまです。
「きこりトンベエ」のメロディですが、アニメ『忍風カムイ外伝』を今一度見直して再確認してみようと思います(^^)

余談ですが、この現代にこそ、(例えば、NHK日曜深夜に、『忍法秘話』1作を30分放映するとか)白土先生の一連の作品をアニメ化して欲しいですよね〜。
『この世界の片隅に』が、こうの史代先生のあの絵柄が全く損なわれることなく、素晴らしい作品として完成されたのを見ると、その思いはなお一層強まる次第ですw。
くもり Fri, 05.08.2020, 14:30
「その他」の「演劇・ラジオ関連」に「きこりトンベエ」を追加しました。

今回の白土三平自選短編集にも収録されているカムイ外伝の「くの一」内で印象的に使用されている歌の出典を、がんばって探し当てましたのでほめてください(^^

山じゃなー 木をきる 木をきる
川じゃなー 流せ 流せえやアアー
エーイエーイ ヤァンレヤー
エーイー  ヤァンレヤー

古い本になりますが、国会図書館などで楽譜を手に入れられたら唄ってみてください(^^
※名前、内容ともに必須です。
※投稿投稿後、URLは「リンク」という文字に自動置換されます。例:「https://asa8.com/ → リンク」
※投稿内容について管理人が不適切と判断した場合、告知なく改変または削除することがあります。ご了承ください。
※また、断りなくみだりに名前を変えたり、騙りとみなされる行為はもちろん禁止です。
※携帯電話からは投稿内容の閲覧のみを可能にしてあります。
※HKB TOKYO BBS programing by c61.org