下に各回の予告部分を載せる。
※第1-2回目末予告部分
このように第3回目は予告では「ある思い出」となっていた。
その内容は「だれにでも、かずかずの思い出があるものだ。悲しいこと、ほおえましいこと、苦しい、そして、楽しかったこと……。だが、それらは、時と空間の移り変わりの中にうすれ、やがては忘却のかなたへ流れ去ってしまうものだ。だが、どうしてもわすれさせないものがある。それは心のかたすみに住み、ときおり、または何かのきっかけで、なまなましくまのあたりに見るようによみがえって来るのだ」
とあるが、結局この作品は掲載されなかった。
※第3-4回目末予告部分
第5回目のタイトルは予告ではハシラに「八月号「岡本武蔵」をご期待ください」とある。
内容は実際に掲載された「無三四」と同じ。「岡本」がクローズアップされているのは白土の本名がそうだからであろう。
「姓氏家系大辞典」の「岡本」第19項にはこの作品末と同じ系譜が載っている(下の画像部分)。画像赤線の部分、私は宮本武蔵については全く詳しくないが、
武蔵円明流会サイトの「武蔵円明流」項にある「父・岡本新右衛門義次(備中蘆森城主、岡本円明流)」と重なっている。
※「姓氏家系大辞典」第1巻P877「岡本19赤松氏流」部分
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