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ダイヤモンドコミックス/KDC |
ダイヤモンドコミックス 真田剣流 全3巻 初版 : 1966年5月10日〜1966年6月30日 定価 : 各240円 |
収録作品名 真田剣流 |
第1巻・第一部 桔梗の巻(初版1966年5月10日):まえがき2頁、寄稿2頁/大島 渚「白土まんがの本質」
第2巻・第二部 丑三の巻一(初版1966年6月15日):まえがき2頁、寄稿4頁/加藤秀俊「白土まんがの生命力」 第3巻・第三部 丑三の巻二(初版1966年6月30日):まえがき2頁、寄稿4頁/加藤秀俊「ことば以前の世界」 |
表紙画初出
第1巻表紙: 「少年ブック」1965年春休み増刊号 ※第一部四段組改稿版初出時(1/3)扉 第2巻表紙: 「少年ブック」1965年4月号 ※第二部連載第8回目(第8話)扉 第3巻表紙: 「少年ブック」1966年お正月増刊号 ※第一部四段組改稿版初出時(3/3)扉 |
第1巻には白土三平特集版という紙が封入されており、カムイ外伝を捩った「シラト外伝」なる作者紹介文と、こちらには尾崎秀樹、佐藤忠男、飯沢匡らによる推薦文が載っている。 第2巻以降の表紙から「赤目プロ」と入るのは、第1巻収録の「桔梗の巻」執筆の時点ではまだ赤目プロダクションを設立していなかったということを示すためだろうか。 |
※左から第2-3巻表紙と、第1-3巻カバー袖の作者写真 |
ダイヤモンドコミックス 剣風記 =白土三平傑作選= 全1巻 初版 : 1966年9月30日 定価 : 240円 |
収録作品名 剣風記 飛礫 奇剣崩し |
第1巻(初版1966年9月30日):寄稿3頁/佐藤忠男「白土三平の絵」 |
表紙画初出
第1巻表紙: 貸本「剣風記」(1961年7月1日発行)表紙 |
3つの作品を収録。当初東邦図書新社から刊行する予定だった貸本作品群が、次の「赤目」とともにこちらで刊行される。
東邦図書新社は1966年2月20日発行の「剣風記」において、契約内容にあった証紙の貼付を履行しなかったため、続けて毎月20日に刊行を予定していた「奇剣崩し」「蟷螂」「赤目」が出版停止となっていた。
「飛礫」「奇剣崩し」は貸本発表時の扉絵を使用している。「剣風記」は貸本発表時点から扉絵が無いが、これは頁数の都合からか当初予定していた一コマ目を貸本表紙に持ってきたためかと思われる。この「飛礫」の扉絵はHC「赤目」(1975年)でも使用される。 カバー袖の作者写真は単行本『マンガ考』(草森紳一/1967年5月25日発行/コダマプレス社)内の「マンガ家との対話」や、単行本『紙芝居昭和史』(加太こうじ/1971年7月10日発行/立風書房)でも使用され、「月刊漫画ガロ」1994年9月号掲載の対談記事「白土三平×長井勝一」(1996年3月号に再録)にも「『カムイ伝』連載時の白土三平氏」として使用されている。 |
※「飛礫」扉、「奇剣崩し」扉、カバー袖の作者写真 |
ダイヤモンドコミックス 赤目 全1巻 初版 : 1966年12月25日 定価 : 240円 ※表紙描き下ろし |
収録作品名 赤目 |
第1巻(初版1966年12月25日):寄稿4頁/北 杜夫「まんが界の文士」 |
カバー袖の作者写真は上の「剣風記」と同じ。 |
ダイヤモンドコミックス 忍者旋風 風魔忍風伝 全4巻 初版 : 1967年1月10日〜1967年5月10日 定価 : 各240円 ※全巻表紙描き下ろし |
収録作品名 忍者旋風 |
第1巻・雲の巻(初版1967年1月10日):まえがき2頁
第2巻・残月の巻(初版1967年2月15日):まえがき2頁 第3巻・忍の巻(初版1967年3月15日):まえがき2頁 第4巻・流星の巻(初版1967年5月10日):まえがき2頁 |
「真田剣流」の前日譚である「忍者旋風」の復刻。紛失原稿部分を補い刊行。この後に発行されたCC版第4巻(1967年)で最終頁だけがもう一度描き直される。
第1-2巻カバー袖の作者写真は上の「剣風記」と同じで、第3-4巻のものは「真田剣流」第3巻のものと同じ。第2巻目次、「捏とその部下」の「捏」は「狸」の誤植。
第2巻の巻末広告に第3巻発売が「2月下旬」、第4巻発売が「3月中旬」と書いてあるが、同書オビには第3巻発売が「3月中旬」、第4巻発売が「3月下旬」とある。
ここでコダマプレス社の倒産。「真田剣流」の続編「風魔」の単行本は1967年7月に集英社(コンパクト・コミックス)から発行される。 |
※左から第2-4巻表紙 |
※まえがき一覧 |